西健一郎のおせち

日本を代表する料理人のひとり、西健一郎さんをご存知でしょうか。NHKの人気番組プロフェッショナル仕事の流儀で紹介され、その料理に対する真摯な姿勢が多くの人々の心を強く打ちました。たん熊で修業した後独立し、京味というお店で70歳を超える今日まで日々料理を作り続けています。その西健一郎さんが一年の終わりに全力を注いで作り上げるのが、おせち料理です。

西健一郎さんは年末、お店を早々と閉じてしまいます。1週間かけて200個分のおせちを作るためです。伝統を重んじたお節料理を丁寧に作る一方で、毎年新たなるチャレンジも欠かしません。その模様が、プロフェッショナル仕事の流儀でも取り上げられました。徹夜して完成させるおせち料理は、おそらく日本でも最高峰のひとつに違いないものでしょう。

西健一郎さんは、父も伝説の料理人でした。かの西園寺公望のお抱え料理人だったという経歴の持ち主だそうです。その父から死ぬまで勉強という言葉を叩き込まれ、西健一郎さん自身も座右の銘としています。また手間をかけることを大切にし、お客様の記憶に残る料理を作るためにはどんな手間も惜しまないのだそうです。いかにして手を抜いて楽にご飯を作るかばかり考えている私には、ただただ頭の下がる話です。西健一郎さんのおせち作りへの取り組みは、DVDにもなっています。

11月に発売されるNHKのきょうの料理テキストにも、西健一郎さんが登場します。内容はもちろん正月料理特集です。私もNHKのきょうの料理ファンで、時間さえ合えば必ず観ています。特にこの季節は毎年新しいお節レシピを入手するため、チェックが欠かせません。今年は西健一郎さんが、伊勢えびのうに煮やくわいとえび芋の含め煮などを紹介してくれるようです。今から楽しみですね。ただ真摯に向き合うことで生み出される極上の味覚に、少しでも近づけるチャンスかもしれません。

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